こんにちは。愛華です。
今日は、前回の続き『パニック症(広場恐怖症)②』についてお話いたします。
パニック症を経験したことがある人の特徴として、下記のような傾向があります。
・幼少期に、一人きりにされた経験がある
・育った環境の中に、死の影や狂気の影があった
・自分自身が死にかけたことがる
・家族の誰かが死んだ
・幼い頃に、自分が母親を助けなければいけない。自分が母親を幸せにしなければいけない、と思っていた。
・人のエネルギーを受けやすかったりHSPと呼ばれる敏感な気質の傾向がある
・常に不安定な家庭環境で過ごしてきた
・自分を守ってくれる人がいなかった
・自分のニーズを叶えず、まわりの人たちを幸せにするためだけに生きている
私も上記のような傾向を持っていました。
父と母の仲があまり良くなく、父がアルコール依存症だったので、家庭が不安定で私が父と母を助けなければならない。いつも幸せになってほしいと思っていました。そして、常に相手の機嫌を伺い、相手の感情に過度に敏感になる、いわゆる「霊体質」になっており、多くの人がいる満員電車や狭い空間などでは、人々の感情や恐れを感じやすくなり、そのエネルギーが一気に無意識に流れ込んでくるようになってしまったのだと思います。
また、幼い頃にいとこ達と遊んでいて布団でぐるぐる巻きにされて、死にそうになった記憶もあります…
元々狭い空間は苦手だし、エネルギーも敏感に感じやすく、
私は、その後、当時の仕事を辞め、独立して自分のペースでできる仕事をはじめる事にしました。毎朝の満員の電車から解放され、仕事でのストレスからも解放されて、とても気が楽になりました。私にとっては、その当時は苦しい思いをしましたが、ある意味人生の転機となる出来事になりました。
身体はいつもメッセージを送ってくれています。ですので、
特に、ストレスや我慢を長年感じている場合、交感神経優位の状態が続いているので、普段から夜眠れなかったり、動悸があったり、朝、起きれなかったり、何か身体がおかしいというサインを出しているので、そのサインに気づいてあげてほしいと思います。
また、カフェインの過剰摂取も、交感神経を高め、動悸が起きやすくなる原因となるので、カフェインの摂取も控えめにすると良いかもしれません。
そして、パニック症や広場恐怖症などは、自分の無意識や潜在意識の部分で、癒されていない幼少期のトラウマや感情、恐怖などがまだ自分の中に残っており、その記憶やエネルギーが繰り返し解放されるまで、いろんな形で出てきたり、不安感や恐怖、身体の症状として出てくるので、こうした癒されていない感情やトラウマを解放してあげることもとても大切になります。
パニック発作は、きっと経験した事がある人でないと、なかなかその苦しさは伝わらないかもしれません。もし、パニックの発作が起きそうになったら、
「自分は安全である」
「大丈夫、不安な事は起きないよ」
「自分は守られている、安心して大丈夫」
と、自分の心に何回も言い聞かせて安心させてあげてください。「不安・恐怖」の反対は、「安心・安全」です。狭いし、逃げられないし、どこが安心・安全なの?と思うところですが、まず、環境や状況が安心、安全なのではなく、『どこにいても自分自身は、安心して良いのだ』『自分は自分のままいていいのだ』『ゆっくり深呼吸していいのだ』と、思う事で安心と安全のエネルギーが働くので、自分をゆっくり落ち着かせるためにもこういった暗示も効果的だと思います。
また、飲み物やミントキャンディーやチョコレートなど自分が食べると落ち着くものを持ち歩いてもいいと思います。そのほか、お守りだったりパワーストーンだったり、自分にとって何か安心できる要素をいくつか持っておくのも良いですね。
もし、パニック症をお持ちの方がいらっしゃいましたら、あなたは、繊細で優しく、他人のために自分を犠牲にしてまで、尽くそうと頑張ってこられたのではないでしょうか?他人の気持ちを汲み取り、他人のために行動し、また、恐ろしい恐怖や不安を感じた経験も多くあったと思います。本当によく頑張ってこられたと思います。でも、もう他人の気持ちを過剰に感じ取らなくていいし、自分はどこにいてもリラックスしていいし、安全なのです。自分は、自分の人生を楽しむ権利があります。息苦しい人生から解放されて、自由になって、安心で幸せな世界を創っていきましょうね。